Miho's Memory

組込みとアートとまぜまぜ

はじめての F (⋈◍>◡<◍)。✧♡ ~ ハードウェア編 ~

はじめての F (⋈◍>◡<◍)。✧♡
        ~ ハードウェア編 ~

F ?

エフ? F が付くものって...

日本人なら,まず Fuji !Mt. Fuji !
ほかには??
FUJIYAMA ! ...  富士急ハイランドの絶叫マシンね.
Fukuya ! ... あー明太子やさんね...

F と言えば,FRAM!
今回は FRAM mbed 環境で使ってみましょう (^^♪ 
の まずはハードウェア編.

今回は,FRAM を mbed マイコンに繋げる基板から作ってみましょう♪

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■ 用意するものっ

・mbed NXP LPC1768
・ピンソケット(メス)20P 2個:mbed 抜き差しできる用
・両面スルーホール・ガラス・ユニバーサル基板 Bタイプ
    http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-03232/
・SOP8 DIP 変換基板 金フラッシュ(9枚入り)
    http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-05154/
・丸ピンICソケット(8P)
    http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-00035/
・連結ソケット(両端オスピン)8P 
    http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-00264/
・FRAM(SPI,I2C)
・ハンダメッキ線(電源周りの配線に使用)or 部品の足 ^^
・ジュンフロン線(0.12mm) or UEW線
・電源用パスコンコンデンサ 0.1uF(RPER11H104K2K1A01B)2本
・抵抗 プルアップのため 2.2kΩ 2本

 

★ 写真も載せとこ (^_-)-☆

*ユニバーサル基板

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*SOP8 DIP 変換基板

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*丸ピンICソケット(8P)

      f:id:MihoN:20170424233358j:plain          f:id:MihoN:20170424233421j:plain

*連結ソケット(両端オスピン)8P

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*FRAM

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今回は
SPI インターフェースの MB85RS64V ,MB85RS2MT
I2C インターフェースの MB85RC256V ,MB85RC1MT 
を用意したよ ^^

ちょっとまったぁ~ FRAM ってなになに?

FRAM は Ferroelectric Access Memory のこと.電源を切ってもデータが消えない不揮発性メモリです.不揮発性メモリと言えば,EEPROM .そう EEPROM も不揮発性メモリ.でもこの子はデータの書き込みに少し時間がかかるんです.なので,瞬停時などは,この子がデータを書き終えるまでの時間を保障するために,キャパシタなどを用意しておきます.データも消去してから書くのも時間がかかる理由の一つ.
でも FRAM は ” 目にも止まらぬ早業 ”(なんかこんな歌あった で,データを書けちゃうんです(ns)^^*
データを書くスピードが速いメモリとして有名なのは SRAM ^^
でもこの子は電池がないと生きていけないんです...
そしてこの FRAM データ容量は 4Mb ! バイトじゃないんです.bit です.
4Mbit 単位は bit になります.ちっぽけw と思うかもしれませんが,それは使い方次第!
FRAM のデータ書換え回数はなんと 10兆回 !
10兆円と聞くとその大きさを誰でも感じる.そう,一生生きてられるんじゃね?というくらい限りなく無制限に近い書換え回数なんです.
GPS のログやレジューム機能の実現のため,電力系統が不安定な場所でのデータ保持などに使用されます.
あんまり長々話すのもなんなんで,FRAM を mbed 環境で動かしてみましょう (^^♪

まず,基板作りから!

いち.FRAM の場所と LPC1768 をザックぶっさす場所を作ってあげよう! 

FRAM の場所は,丸ピンICソケットになります ^^
SPI の場所と I2C の場所を作ります.
ソケットの向きに注意して!今回はうえっかわきを SPI に,したっかわきを I2C の場所にします.

LPC1768 用にはピンソケット(メス)20P を用意します.
わたしはおうちにあった,パキパキ折れるやつを使うことにしました.
でも折るときだいたいうまくいかないので,ここはひとつ思い切って 21番目 のピンをつぶしちゃいましょう♬

21番目をニッパで真っ二つw すると20番目は絶対きれいに残ります ^^v
ニッパでやるとき押さえておかないと,パキィーーーーン って飛んでいきます.
目に飛び込んでもまずいのでちゃんと押さえておきましょう ^^*

では,ユニバーサル基板にハンダします.
両面スルーホールのユニバーサル基板は,ハンダが吸い込まれるように下に流れます.
ついついやりすぎると表面に モリッ .気を付けて!
端っこを少しのハンダで仮止め.ソケットが斜めってたら,ハンダコテで溶かしながらまっすぐに整えます ^^

今回は SPI FRAM と I2C FRAM を LPC1768 に配線することをあらかじめ考えてて,下のような感じで,配置しました.

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に.配線していこう!
電源周りにはハンダメッキ線を.信号線には細めのジュンフロン線を使います.

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今回 FRAM を直接ユニバーサル基板にハンダはしてないよ ^^
SOP8 DIP 変換基板をつかってます.
この変換基板よくできてる!FRAM は横向いてるけど,基板の配線で一番ピンが図でいう右下になるようになってるのね ^^

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これでハードウェア編はおわり~ 次はいよいよ FRAM のデバイスIDをmbed環境で読みだしてみよう(^^♪

サンプルプログラムやライブラリは Toyomasa Watarai さんが作られたものをそのまんま使っちゃいます!!

使い方は,次週 ソフトウェア編 にて ^^#

そうだっ.連結ソケットの飛び出してるピンは パチンパチン と切っておきましょう.
なんかの拍子にひん曲がって,ショートなんてしちゃったら大変だよん ^^*